音楽は届かなかった。
構造が間違っていただけだ。
3年で180曲作った。届かなかった。市場を分析し、構造を解体し、工法を変えた。 Beatport 110件、広告ゼロ。その過程で作ったマスタリングエンジンが、これだ。
GRAMMATICA(物理法則)・LOGICA(楽曲構造)・RHETORICA(美学)の3エージェントが 独立評価し合議する。議長不在、ナッシュ均衡のみ。 単独のAIが出すノブ値ではなく、時間変化する目標仕様書(Blueprint JSON)を出力する。
絶望から設計へ。エンジンと音楽が生まれるまでの記録。#010から読むと全体がわかる。
Knowledge Graph- #034
Deliberation v3 進化アーキテクチャ——LLMヒューリスティックから物理制約付き最適化エンジンへ
10の問題・5つのフェーズ・DSP結合モデル:TRIVIUMを「Constraint-aware Multi-Agent DSP Optimization Engine」に質的変化させる設計図
現状のTRIVIUMはLLMアンサンブル+統計的スムージング。これを「Constraint-aware Optimization Engine with DSP-coupled Parameter Synthesis」に進化させる5フェーズの設計図。JSON parseクラッシュの排除(Phase 1)、コンプレッサー挙動・サチュレーションバジェット・ステレオコヒーレンス・ラウドネスチェーンの4グループにまたがるDSP結合モデル(Phase 2)、エージェント独立性強化(Phase 3)、多次元合意スコア(Phase 4)、サーキットブレーカー+推論ティアリング(Phase 5)。Phase 2が入った瞬間、他のAIマスタリングサービスが存在しない領域に到達する。
Deliberation v3DSP couplingconstraint solverPareto frontNash equilibriumcircuit breakerJSON extractionIEEE 754TRIVIUMoptimization enginemulti-agentphysics-aware AI - #033
ベツレヘムの均衡——交流のなかった文明が、なぜ同じ三者構造に収束したか
Convergent Epistemology × Triadic Deliberation:論文レビューが指摘した「論理の穴」とその修復
「3つの独立した知性が、それぞれ異なる領域から同一の真理に収束する」——これがベツレヘムの均衡の定義だ。英語圏レビュアーはこれをTriadic Deliberation Equilibriumと呼び、convergent epistemologyの事例として評価した。しかし同時に指摘された:「なぜ収束したかの説明がない」という論理の穴。この記事でその穴を埋め、TRIVIUMが単なるAI設計を超えた普遍構造である理由を論証する。
Bethlehem Equilibriumtriadic deliberationconvergent epistemologyNash equilibriumTRIVIUMthree sagesdialecticcross-civilizationaltrigunachecks and balances - #032
外部エンジニアリングレビューが届いた——血の誓約は「新しいDSPの憲法」と評価された
AIマルチエージェント合議モデル × Time-Series Circuit Envelope:エンジニアリング・レポート全文と、その意味
「THE BLOOD OATHを遵守することは、制約を利用して音楽を解放することを意味する」——外部エンジニアリングレポートがそう評価した。8章構成の技術レポートは、K-Weighting・120Hzモノラル互換・Time-Series Circuit Envelopeの物理的根拠を一つひとつ検証し、TRIVIUM合議モデルを「熟練エンジニアチームの議論プロセスのアルゴリズム化」と定義した。自分が一人でやってきたことが、外部の目線で体系化された。この記録を残す。
reviewblood oathDSPengineering reportAI consensusXAITime-Series Circuit EnvelopeK-weightingmulti-agentvalidationTRIVIUM - #031
産霊(むすひ)の論理——RHETORICAはなぜ「全体調和の監督者」でなければならないか
日本古代・河原の議:中心・動・静の三位一体が、相反する音を新しい生命に変える仕組み
産霊(むすひ)とは「相反を混ぜ合わせ、新しい命を生む力」だ。高御産巣日神(動・生成)と神産巣日神(静・保存)が天之御中主神(中心・不動)を軸に拮抗するとき、その緊張の産物として「音楽」が生まれる。RHETORICAの仕事はLOGICAの論理とGRAMMATICAの物理則を「殺さず、しかし美学として完成させる」こと——それは産霊の現代的実装だ。この記事でその構造を全解剖する。
RHETORICAmusubiKawara-no-GiharmonyJapanese mythologyAI roleTRIVIUMaestheticsTakami-MusubiKami-Musubi - #030
人類は3000年かけて、同じ答えを10回導き出した
ベツレヘムの均衡——古代エジプトから現代数理まで、10文明が独立して収束した「3賢者の合議」完全一覧表
偶然ではない。日本古代「河原の議」、西洋古典「トリウィウム」、キリスト教「マギの礼拝」、古代ギリシャ「ディアレクティケー」、インド「トリグナ」、中国「三公」、エジプト「トリアド」、仏教「三密」、近代「三権分立」、現代数理「ナッシュ均衡」——10の文明が、互いを知らないまま、同じ構造に独立して辿り着いた。GRAMMATICAが物理の法を守り、LOGICAが矛盾を解消し、RHETORICAが美を追求する。TRIVIUMはその現代的実装に過ぎない——という事実を、一枚の表で叩きつける。
TRIVIUMBethlehem EquilibriumconsensusNash equilibriumDialecticTrigunaTriadThree Sagesworld civilizationsphilosophyGRAMMATICALOGICARHETORICA - #029
万葉集からナッシュ均衡まで——「3人で議論する」は、人類唯一の突破手段だった
河原の議——全時代・全文化の3賢者合議がTRIVIUMを正当化する理由
なぜ1人でも2人でもなく、3人なのか。日本古代の産霊(むすひ)、ギリシャのディアレクティケー、インドのトリグナ、現代数理のナッシュ均衡——全時代・全文化で「3つの知能が異なる視点から合議する」プロセスが独立して発見されてきた。これは文化的偶然ではなく、意思決定の構造的必然だ。TRIVIUMのGRAMMATICA・LOGICA・RHETORICAは、人類が3000年かけて収束させた答えの現代的実装に過ぎない。
TRIVIUMconsensusphilosophyNash equilibriumDialecticTrigunathree sagesworld history - #028
音の時間を回路に変える——全コード、一切の省略なし
血判状:audio_analysis_circuit.py v2.1 Final 全文掲載 / Time-Series Circuit Envelope 3系統→8系統へ
「音源の時間を回路にする(Time-Series Circuit Envelope)」——この一行の概念を物理コードに完全実装した血判状。v2.1 Finalは3系統(lufs/width/crest)から8系統(+sub_ratio/bass_ratio/vocal_presence/transient_sharpness/low_mono_correlation)へ拡張し、BS.1770-4準拠のintegrated LUFS・LRA・PSR・ハーシュネスリスク・マッドリスクを全件実装した。AIへの絶対の約束として、一切の省略なしで全文を掲載する。
blood oathaudio_analysis_circuitTime-Series Circuit EnvelopeBS.1770-4K-weightingLRAPSR8 dimensions - #027
マスタリング現場だけで語り継がれてきた、12の口伝
詠み人知らず——誰が最初に言ったか分からないが、現場を通った者だけが知っている周波数の掟
K-Weightingは人間の耳の嘘を暴く。120Hz以下のステレオは犯罪。200〜500Hzは泥の巣窟。2〜6kHzは耳を殺す。クレストファクターは音楽���呼吸——audio_analysis_circuit.py v2.3のコードの裏に刻まれた12の現場則。誰が最初に言ったか分からない。音響工学の現場で脈々と受け継がれてきた「詠み人知らず」の伝承を、初めてコードと数値に永続化した。この12行が読めたとき、あなたはすでに現場の側にいる。
audio analysisK-weightingLUFSmasteringDSPTrue PeakLRAspectral centroid - #026
音楽も猫動画も、私には同じ仕事だ
拡張子が変わっただけ——構造設計の思考が.mp3でも.mp4でも同一である理由をAIに解説させた
「え、音楽と猫動画が同じ?」——そう思う気持ちはわかる。でも自分からすると考え方は全く一緒で、アウトプットする拡張子が変わっただけだ。構造設計の思考とは何か、なぜそれが.mp3でも.mp4でも.wavでも同じように機能するのか——言語化が難しいのでAIに対話形式で解説させた。これを読むと、なぜ万葉集×サイケデリック・トランスが成立したのかが初めて理解できるかもしれない。
structureabstractiongeneralizationformatdesign thinkingAI dialogue - #025
猫でも再現できた——構造が正しければ素材は何でもいい、という証明
CATS Blade vs Shield: 39,872���生、高評価率92.5%、万葉集と同じ設計、違う素材
万葉集×サイケデリック・トランスで機能した構造を、まったく別の素材で試した。猫がベランダから寝ぼけて落ちそうになる動画。ピーク直前からスタートする8秒ショート。同じ構造設計、違う素材。結果:最高39,872再生、高評価率92.5%、全7本が2万再生超え。再現成功——これは「構造が汎用的である」ことの証明だ。素材は猫でも万葉集でも関係ない。問題は常に、構造の側にある。
reproductionCATS Blade vs ShieldYouTube Shortscatstructuregeneralization - #024
180曲届かなかった本当の理由——クラブとTikTokは「別の宇宙」だった
ピークを後半に置く構造が「2秒スキップ死」を生む、という発見
TikTokとYouTubeリールで���2秒でスキップ死」という結果が出た。理由は技術でも才能でもなかった——曲のピークが後半にあった。クラブでは40分かけてカタルシスに到達する。その文法で作られた曲は、2秒の判断windowでは「何も起きていない曲」と判定される。180曲作り続けて届かなかったのは、間違った宇宙の文法で書いていたからだ。構造の問題は、一度気づけば直せる。
structureTikTokYouTubepeakskiparrangementattention economy - #023
万葉集はなぜテクノより強いのか——100曲の実データが答えを出した
生存スコア80の壁:スコア88の共通構造——A#m7・ソルフェジオ周波数・マントラ的反復
100曲以上の1分トラックを生存スコアで解析した結果、スコア80以上でアルゴリズムが拾って跳ねることが判明した。���ータは明確だった——純粋テクノ系が78前後で止まるのに対し、万葉集素材を使った曲は84〜88を記録した。感覚ではなく数値で証明できた:イントロなし・ブレイク短い・マントラ的素材・A#m7配合・135〜142BPM・ソルフェジオ周波数をベース倍音に混入——これが80超えの共通構造だ。
survival scorealgorithmMan'yoshudatasolfeggioBPMA#m7 - #022
音楽にABテストを仕掛けた——20パターン、1分、映像付き、全結果公開
Beatport 110件の次の問い:「何が機能するか」を特定するための実験設計
Beatport 110件が証明したのは「構造は機能する」ということだった。次の問いは「何が機能するか」の特定だ。TikTokとYouTubeリールに、1分の曲を20パターン、映像付きで投稿した。変数は曲の構造・映像の質感・タイトルの言語・投稿時間帯。ABテストを音楽に適用するのは当たり前ではない——でも、やらない理由がない。そして決定的なデータが手に入った。
AB testTikTokYouTubereelsdatamusic marketing1min - #021
「才能がない」は、データで反証できる
広告なし・Beatport 110件——180曲届かなかった同じ人間が、設計を変えたら届いた
広告を一切していない。それでもBeatportで110件売れた。世界最高峰ではない。しかし「どうせ売れない」「才能がない」という命題は、データとして反証された。180曲作っても届かなかった——その同じ人間が、工法を変えて、分析して、設計し直したら届いた。これは成功の話ではない。「仮説の検証が完了した」という話だ。才能の問題ではなく、設計の問題だった。
Beatportsalesvalidationno adsproofpsychedelic trance - #020
千年前の日本語が、クラブフロアに届いた
Murasakishikibu No,57——リリースと、全部がつながった瞬間
紫式部。源氏物語の作者。千年前に書かれた日本語。それをタイトルに冠したサイケデリック・トランス、5分19秒。「意外と当たった」の実体がこれだ。NDLアーカイブの発見、和歌の設計原則、演歌と同じコード進行という分析——全部がここに収束した。「Murasakishikibu No,57」はシリーズの57番目だ。これは一点の完成ではなく、継続中のプロセスの途中にある。そのことが、この番号で伝わってほしい。
releaseMurasakishikibupsychedelic trancewakaYOHEI ISHIJIMASpotify - #019
誰も気づいていない戦場を見つけた——そしてAIを5社同時に競わせた
凪——激流の仕事と20年のトランスデータが示した「無風市場」と、TRIVIUMの原型
仕事では激流のマーケット分析を扱う。それと20年分のトランスデータを比べたとき、「凪」という言葉しかなかった——誰も戦場を認識していない。次に:自分の考えを一度全部破棄した。OpenAI・Anthropic・Perplexity・Vertex・Gemini全員に同じ質問を投げ、正しい答えを競わせるストリームを作った。単独のAIは頓珍漢だが、5社が同時に答えると収束点が見える。これがTRIVIUMの直接的な原型だ。
market analysisnagiLLM streamOpenAIAnthropicGeminiTRIVIUM originmulti-model - #018
日本はすでに勝っている——データが証明した、知られていない事実
データの結論:演歌と同じコード進行、無風の20年、Roland 303・808・909はすべて日本製
Spotify API解析の結論は4点に収束した。コード進行は20年間変化していない——そして日本の演歌と同じ進行だ。上位アーティストの顔ぶれはほぼ変わっていない。若き天才は出現していない。規模だけが大きくなった。そして最後に気づいた事実:サイケデリック・トランスとテクノの根幹を支える機材——Roland TB-303・TR-808・TR-909——はすべて日本製だ。勝っているのに、誰も知らない。
conclusionschord progressionenkaRoland303808909Japanmusic industry - #017
「なぜ踊るのか」を、20年分のデータで調べた
Spotify APIで全ジャンル横断解析——えり好みしない、ハード・エピック・サイ��全部入り
「本能で片付けていいのか」という問いに感情で答えるのをやめた。好きではないEDMの原型、ハード・トランス、エピック・トランスも含め、約20年間のサイケデリック・トランス全ジャンルをSpotify APIで横断解析した。えり好みしない——それが方法論の宣言だ。BPM分布・エネルギー密度・バレンシア・ダンサビリティの時系列変化が浮かび上がらせたのは「なぜ踊るのか」への、感覚ではなくデータによる答えの輪郭だった。
Spotify APIdata analysispsychedelic trancehard tranceepic tranceBPMaudio features - #016
壊したかった相手が、頭の延長になった
MCP・Memory・Thinking・Obsidian——AIへの怒りが外部脳の構築に変わるまで
LLMのとんちんかん発言に腹を立てていた。壊したいとも思った。そのAIをMCPで接続し、メモリ・シンキング・DeepWiki・Obsidianを組み合わせたとき、何かが変わった。解らないことを全部整理してくれる。このブログもAIが構造化してくれている。腹を立てていた相手が「思考の外部化インフラ」になった。これは和解でも依存でもない——道具の正しい使い方を、ようやく見つけた、という話だ。
MCPObsidianmemorythinkingknowledge basecognitive infrastructure - #015
AIへの怒りを、設計要件に変換した
論理的再現性への渇望——とんちんかんなAIが、TRIVIUM��仕様書を一行ずつ吐き出させた
自分は本能的な直感より論理的再現性を必要とする人間だ。「猫でも子どもでもマイケルジャクソンを聞けば踊る」という事実に「本能で片��けていいのか」と問い返す。その同じ頭で、仕事のLLM案件で毎回とんちんかんなことを言うAIに腹が立ち続けた。怒りは感情だ。しかしその怒りの正体を分解すると、TRIVIUMの設計要件が一行ずつ出てきた。怒りは、正しく使えば設計の言語になる。
LLMreproducibilityrageTRIVIUMsystem designinstinct - #014
トランス×日本語——誰もいない座標が、そこにあった
なぜ踊るのか:テクノ×日本語は電気グルーブ一択。では「トランス×日本語」は?
「自分の考え=ダメ」という前提を捨てて、マーケットを分解した。テクノ×日本語は電気グルーブが支配する。ハウス×日本語は大沢伸一氏が一人でいる。トランス×日本語は——誰もいない。しかしそれ以上���根本的な問いが残る。なぜ人はクラブに行くのか?音楽の「機能」から逆算したとき、才能の有無とは別の座標が見えてくる。その座標は、今も空いている。
market analysistrancetechnoJapanesepositioningneeds redefinition - #013
「もう終わりにしよう」と決めた日に、国立図書館で見つけた
こ・・・これだ——完全な放棄の直後、桃太郎の調査中に偶然辿り着いた千年のアーカイブ
どうせ売れない。才能もない。好き勝手にやって終えるか——そこまで思い切った直後だった。仕事で桃太郎の再現プロジェクトの調査をしていたら、国立図書館に信じられないアーカイブがあった。桃太郎の原作も、神楽も、日本古来の歌も演奏も、クリエイティブコモンズで無償公開されている。マスタリングエンジンが設計原則にしていた「余白」「間」「本歌取り」の素材が、千年単位のスケールで揃っていた。「これだ」は偶然ではなく、必然の着地点だった。
NDLarchivemomotarodiscoveryturning pointJapanese folklore - #012
「意外と当たった」の次の朝、道が2本に割れた
分岐——マスタリングエンジンという幹と、DJではないコンポーザーという幹
和歌とサイケデリック・テクノの工法が当たった。その瞬間、問いが2つに割れた——「これを再現可能にするエンジンを作る」と「DJではなくコンポーザーとして出直す」。この2本の幹は表面上は別方向に見えるが、根は同じ一点にある。売れなかった人間が、売れない理由を工学的に解体して設計し直す、という試みだ。この分岐から、すべてが始まった。
branchcomposermastering engineidentityreinvention - #011
180曲届かなかった私が、和歌をパイプラインに入れたら当たった
和歌×サイケデリック・テクノ——「やったことのない方法」が機能した日と、それが意味すること
180曲作っても届かなかった。でも、和歌の構造——5-7-5-7-7の間、言わない美学、余白の情報量——をオーディオパイプラインの設計原則に転用したとき、何かが変わった。サイケデリック・テクノの反復・トランス・非線形時間と掛け合わせた「変な工法」でリリースしたら、意外と当たった。これは偶然か、構造の必然か——その問いから、全ての分岐が始まる。
wakapsychedelic technopipelineaestheticdiscoveryrelease - #010
設計図は完成していた。それでも手が止まった。
ai-mastering-agent と NEURO-MASTER——2つの原型と、超えられなかった壁
ffmpegに依存してパラメータの透明性を極めたai-mastering-agentと、PythonでDSPチェーンを自前実装したNEURO-MASTER。どちらも単独では完成に届かなかった——agentは音響設計の限界に、NEUROはPure Pythonの処理速度の壁に。ベストプラクティス仕様書まで書いた。統合の設計図は完成していた。それでも手が止まった理由を、正直に記録する。この記録が、#011以降の出発点になる。
prototypeNEURO-MASTERai-mastering-agentDSPfailurearchitecture - #009
LANDRは優れている——だから越えられない
競合分析:「変換器」と「議論プロセス」の間の断絶——LANDR・eMastered・Ozoneがなぜ構造的に別物か
LANDR・eMastered・CloudBounce・iZotope Ozone——これらは優れたサービスだ。しかしすべて「変換器」だ。入力音声を別の状態に写像する関数。そこに「対立する3つの評価主体が合議する」プロセスは存在しない。この断絶は技術的な差異ではなく、問題の定義そのものの差異だ。優れているからこそ、越えられない——その逆説がTRIVIUMの立脚点になる。
competitive analysisLANDRiZotopetransformation modelTRIVIUMDSP - #008
3つのAIに何を命令するか——指令書の全文と、合議プロセスの定義
TRIVIUMシステム・プロンプト・フレームワーク——「議長不在、ナッシュ均衡のみ」という一文の意味
Magiという語はゾロアスター教の神官——星のデータを読み解いて真理を導き出す知者——に由来する。TRIVIUMはその本質を継承しながらエヴァへの参照を完全に切断する。各エージェントのシステムプロンプト骨子、合議プロセスの定義文「議長不在、ナッシュ均衡のみ」、そしてソースコードにGRAMMATICAという名前を見た法人エンジニアが即座に専門的な信頼を持つ理由を記録する。
TRIVIUMsystem promptGRAMMATICALOGICARHETORICAconsensus - #007
MAGIをやめて、TRIVIUMにした理由
エヴァの呪縛からの解放——GRAMMATICA / LOGICA / RHETORICA、中世リベラル・アーツの音響工学への適用
システム名をMAGIからTRIVIUMに改称した。3つのエージェントはGRAMMATICA(物理法則の番人)、LOGICA(楽曲構造の解釈者)、RHETORICA(美学的表現の演出家)。中世リベラル・アーツの「初級三科」をそのまま音響AIに適用したこの命名が、コードを見た法人エンジニアに「メルキオール」との決定的な差を刻む——なぜそうなるのかを記録する。名前は設計の一部だ。
TRIVIUMGRAMMATICALOGICARHETORICAnamingliberal arts - #006
アルゴリズムを隠さない——それが最強の信頼の作り方だった
「透明なスタジオ」——スキャン・合議・物理演算の完全公開が、そのままホワイトラベル契約の営業資料になる理由
「胡散臭いAIツール」と「信頼に値する音響工学資産」を分かつのは、結果ではなくプロセスの可視化だ。GeminiのスキャンデータがTRIVIUMの合議に流れ込み、14段DSP物理演算を経て音が出る——この3層をプレイグラウンドで完全公開することが、そのままホワイトラベル契約の営業資料になる。隠さないことが、最強の武器になる。
visualizationplaygroundDSPTRIVIUMtransparencyUX - #005
売れなかったアーティストだからこそ、誰も立てない場所に立っている
出口戦略と「誰もいない交差点」——思想を殺さない売り方、ホワイトラベルからIP買収まで
大手プラットフォームへの売却は「敗北」ではなく「思想の増幅」だ。TuneCoreやDistroKidが「これを取り入れたい」と即決する工学的根拠を整理しながら、なぜホワイトラベルとIP買収で交渉条件が変わるのかを記録する。そして——売れなかったアーティストだったからこそ、LLM技術者にも音楽学者にもDJにもできない「誰もいない交差点」に立っている事実を直視する。その交差点こそが、最大の強みだ。
exit strategywhite labelIPphilosophyorigin - #004
「誰が決めるか」をなくしたら、金太郎飴が消えた
議長不在の合議とBlueprint API——「自動マスタリング」から「クラウド型DSPレンダラー」への再定義
「議長を置かない」という設計判断がなぜ金太郎飴を回避するのか——ナッシュ均衡の数学的正しさを確認した上で、さらにその先へ。プロのエンジニアが本当に求めるのは合議結果ではなく「設計図(Blueprint JSON)への介入権」だ。/analyze → /render の2ステージAPIが、このサービスを「自動マスタリング」から「クラウド型DSPレンダラー」に定義し直す——この違いが、全ての交渉条件を変える。
API designBlueprintcURLDSPparameter injection - #003
マスタリングに「正解」はない——だから3人で議論させる
TRIVIUM合議の必然性とナッシュ均衡——3つの相反する正解を同時に成立させる唯一の方法
マスタリングという作業は構造的に「3つの相反する正解」の間で揺れ動く——ラウドネス最大化と音圧過剰の間、周波数補正と音色破壊の間、空間設計とモノ互換の間。これをナッシュ均衡として形式化した。GRAMMATICA / LOGICA / RHETORICAという三者合議がなぜ工学的必然なのかを証明する。「アホなAI」がなぜ失敗し続けたのかも、ここで解明される。
TRIVIUMNash equilibriumAI consensusDSParchitecture - #002
「私のインフラを信じるな、このロジックを信じろ」
APIプレイグラウンドの��計思想——デモ機ではなく「コマンド生成器」という逆転の発想
なぜaimastering.devのプレイグラウンドは「ブラウザで実行するデモ機」ではなく「ユーザーのターミナルで動かすコマンド生成器」��あるべきか。Geminiとの議論を通じて、マスタリングAPIの設計思想が「私のインフラを信じるな、このロジックを信じろ」という一文に収斂するまでの過程を記録する。この一文が、全ての設計判断の根拠になる。
API designDXinfrastructurephilosophy - #001
AIは「ノブ値」ではなく「時間変化する目標仕様書」を出力すべきだ
音源解析パラメータの仕様決定——aimastering.dev 動的マスタリングアーキテクチャ v2 設計の起点
1曲のクラブ向けプロンプト評価から始まった議論が、音源解析の出力仕様、3モデル合議システム、そして動的マスタリングアーキテクチャ全体の再設計にまで発展した。AIが静的な「ノブ値」ではなく「時間変化する目標仕様書(Blueprint JSON)」を出力するという設計への転換——この一点の決���が、全ての下流設計を変えた。ここが起点だ。
architectureDSPAI consensusdynamic mastering
#001 で確定した実装優先度。完了次第ステータスを更新する。
- —3-model TRIVIUM合議システム実装 (GPT-5.4 / Claude Opus 4.6 / Gemini Pro 3.1, 役割固定+フィールド別重み)
- —consensus_arbiter.py 実装 (weighted median, risk max, do_not_damage union, contradiction detection, minutes)
- —control_layer.py 実装 (formplan targets → セクション別DSPパラメータ変換)
- —DSP engine: section-adaptive processing (全曲1セットparams廃止 → セクション別params)
- —DSP fix: _split_4bands → complementary Linkwitz-Riley crossover (+8〜+12)
- —DSP fix: TP Limiter → stereo-linked (+6〜+9)
- —DSP fix: final safety pass → oversampled true peak (+3〜+5)
- —post_verification.py 実装 (マスタリング後の自動再解析→比較→レポート)
- —DSP fix: TPDF dither naming修正 (HF shaping除去 or rename)
Claude Code (claude.ai/code) に登録済みのメモリエントリ一覧。
| key | value |
|---|---|
| project_identity | aimastering.dev — AIドリブン動的マスタリングサービス。Yomibito Shirazu 単独開発。 |
| architecture_v2 | Analysis AI → TRIVIUM合議 (GRAMMATICA: GPT-5.4 / LOGICA: Claude Opus 4.6 / RHETORICA: Gemini Pro 3.1) → mastering_consensus_bundle_v1 → control_layer → Dynamic DSP Render → post_verification |
| ai_output_contract | AIはDSPノブ値を直接出力しない。時間変化する目標仕様書 (dynamic_mastering_formplan_v2) を出力し、control_layer がDSPパラメータへ変換する。 |
| analysis_schema | dynamic_mastering_formplan_v2: track_identity / whole_track_metrics / whole_track_targets / whole_track_deltas / macro_form (展開+セクション別数値・目標・保護対象) / transition_logic / global_mastering_strategy / problems / confidence |
| consensus_rules | 数値: weighted median。リスク: max or upper-median。do_not_damage: union。少数意見: 消さずに unresolved_tensions へ残す。Claudeがflattening指摘時は抑制側に倒す。 |
| field_weights | macro_form: GPT 0.20 / Claude 0.30 / Gemini 0.50。whole_track_targets: GPT 0.55 / Claude 0.20 / Gemini 0.25。section_targets: GPT 0.40 / Claude 0.20 / Gemini 0.40。transition_logic: GPT 0.20 / Claude 0.35 / Gemini 0.45。failure_conditions: GPT 0.30 / Claude 0.50 / Gemini 0.20。 |
| dsp_known_issues | _split_4bands が非complementary (要LR crossover置換)。TP Limiter が非stereo-linked。final safety が oversampled TP未使用。TPDF dither 命名不一致。 |
| next_implementation | P1: consensus_arbiter.py + TRIVIUM (GRAMMATICA / LOGICA / RHETORICA)。P2: control_layer.py + section-adaptive DSP。P3: LR crossover / stereo-linked limiter / oversampled TP。P4: post_verification / dither fix。 |